昨年7月の話ですが、飛火野でこういう子鹿ちゃんを見かけました。

顔に白い模様が
鹿1
[鹿1]

最初見たときは顔に悪戯でペンキでもかけられたのか? と一瞬思ったのですが、よく見るとそうではなくて、たまたまこの部分だけが白い毛になっていただけでした。

稀に全身が白い鹿も生まれるわけですから、体の一部が白い鹿がいたって不思議ではないよな~と納得しつつ、もう少し写真を撮ろうと思ったのですが、この時はまだ人慣れしていなくて、このくらいが精一杯という感じでした。

奈良の鹿愛護会さんのサイトを見ると、全身が白い鹿というのは今は奈良公園には居ないらしいのですが、一部の毛が白い鹿であればたまに見かけます。

例えば・・・

白髪っぽい毛が生えた鹿
鹿2
[鹿2]

これはあまり珍しくはありません。

頭に白いぽっちのついた鹿
鹿3
[鹿3]

私の知る限り、昨夏は2頭いました。

冒頭の子鹿ちゃんの場合、このパターンに入るんでしょうが、白の範囲が遥かに大きいですよね。

で、このくらいならそんなに目立たないのですが、この子鹿ちゃんぐらいになると結構目立ちます。

なので、あまり有名になっても可愛そうだな~と思って、今までブログ等には載せずにいました。

というのも、以前、白い鹿が奈良公園にいたときに、追っかけたりせずに見守ってあげてねという趣旨の看板が奈良公園のあちこちにあったにもかかわらず、その鹿を見かけた人が嬉々として追っかけ回していたのを目の当たりにしたことがあったのです。

まあこの子鹿ちゃんの場合、目立つとはいっても白鹿ほど目立つわけではなく、神経質になる必要も無いとは思ったのですが、一応公開は控えていました。

ところが先日、「鹿サポーターズクラブ」さんのブログで次のような記事を見かけました。

悲しいけれど - 鹿サポブログ - 鹿サポブログ
http://www.shikasapo.jp/member/blog/cat1/post-216.html

この子鹿ちゃん、亡くなってしまったそうです。

というわけで、こういう子鹿ちゃんも居たんだよ~ということを知っていただく事も悪い事じゃないかなと思い、今回公開することにしました。

9月下旬
鹿4
[鹿4]

まだ夏毛。

この頃には鹿煎餅の味も覚えて、遠くからですが、鹿煎餅をおねだりするようになっていました。

12月下旬
鹿5
[鹿5]

冬毛に衣替えして、体も少しふっくらしています。

この頃にはすっかり人にも馴れて、鹿煎餅の手渡しも可能なくらいでした。

同じく12月下旬
鹿6
[鹿6]

2012年1月下旬
鹿7
[鹿7]

ちょうど大寒の寒波が来てた頃じゃなかったかな。寒かったけれど元気いっぱいでした。

1月下旬の早朝
鹿8
[鹿8]

霜が降りて真っ白になった芝生の上、朝日で日光浴をしていました。

2月11日
鹿9
[鹿9]

ちょっと分かりにくいんですが、左端の子鹿ちゃんがそうです。私が撮ったのは、これが最後。

この時も元気いっぱいでしたが、これから2週間足らずで亡くなったようで。

子鹿は体力がないので冬を越せずに死んじゃうケースも良くあるとは聞いていたのですが、すくすく育っているように見えただけに、死んじゃう時っていうのはあっけないものだな~と改めて思いました。

哀しいけれど、これが現実ですね。

最後に載せるのはフィルム一眼レフで撮った写真です。

鹿10
[鹿10]

※2011年度の子鹿写真は「バンビ2011」のタグからどうぞ。
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