[写真1]
先日のこの記事「鹿のお気に入りの場所 vol.20 鹿密度高すぎ!」の後日談的なお話。
国立博物館前で涼んだ後の鹿たちの一部は、このように大仏交差点方面へと戻っていきます。
[写真2]
よく見ると分かるんですが、このグループは車道右側にある森を目指して移動しています。
国立博物館で夕涼みをしている鹿たちは、大まかに言って昼間を国立博物館周辺で過ごしているグループと、大仏殿参道や浮雲園地で過ごしているグループが混ざっていると思われます。
で、それぞれのグループは夜になるとそれぞれの場所へと移動します。簡単にまとめると次の表のようになります。
\ | 昼 | 夜 |
---|---|---|
(1) | 国立博物館の敷地周辺 | 浅茅ヶ原や春日大社の森 |
(2) | 大仏殿参道や浮雲園地 | 東大寺、若草山麓、春日大社等の森 |
で、この写真の彼らは春日大社の森へと移動してることから、恐らく昼間を浮雲園地などで過ごし、春日大社参道脇の森などで夜を過ごすグループでしょう。
但しこれらのパターンはあくまで夏期の話であって、冬期になるとまたちょっと変わります。
ちなみにですが、これも何度か書いたかもしれませんが、「奈良公園の鹿は夜になると若草山に帰る」というふうに言う地元の人も結構います。
ですが、多くの観光客が目にするような所にいる鹿たちの殆どは、通常、若草山に帰るどころか出入りすらしません。
ちょっと細かいですが、昼間を若草山の麓辺りで過ごしている鹿たちの中には、夕方になると若草山に移動するグループもいるというだけの話です。
夕方になると若草山の "方角" に向かって移動している鹿たちが多いことから勘違いしている(もしくは若草山方面全てを「若草山」と表現している)のだと思います。
[写真3]
そしてこのように、中には先述のパターンに当てはまらないメンバーも(笑)
先ほどの写真を撮った場所から道路越しに撮影したものです。
[写真4]
車が通っていても気にしない。
この子たちはとりあえず交差点の方へと向かっていましたが、その後どこで夜を過ごしたんでしょうか。
夜間に森などへは戻らず、交差点付近で過ごしている鹿も少なからずいるので、先ほど示したパターンの例外事例は幾らでもあります。
[写真5]
そしてこのように立ち入り禁止エリアで堂々くつろぐ方たちも(笑)
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