奈良国立博物館前
[写真1]
昨日奈良に台風16号が接近し、結構な大荒れの天気になりました。というタイミングですので、昨年撮影したものの載せそこなっていた写真を今回は載せようと思います。
今回は昨年7月中旬に奈良へ台風が接近した際、その最接近の少し前の時間帯に撮影した写真です。
この写真1で写っているあたりは近くの売店で鹿せんべいが売られている関係で、普段なら鹿や観光客が沢山いるところです。
が、この時は鹿も観光客もまばら。
鹿たちはどこにいるんでしょうか。
春日大社境内
[写真2]
左側に見える道が春日大社表参道、右側に少し見えている明るいところが飛火野の芝生です。
今回載せた写真はすべて14~15時ごろに撮影した写真ですが、普段であれば鹿たちはとてもアクティブな時間帯ですので、このように森や林の中で休んでいるのは少数派です。
が、この時はいつもよりだいぶ多いですね。すでに風が少し強くなっており、雨も降っていたので、こちらで休憩していたようです。
飛火野
[写真3]
手前のオス鹿のように普通に芝生を食んでいたりもしますが、奥の藤棚近辺のように、森のふちの辺りで休んでいる鹿も多い。
[写真4]
その藤棚の近く。森の木陰で休憩中。
[写真5]
こちらは表参道と裏参道の間の林。
ここは夕方になると鹿たちが集まってくる場所ではありますが、まだ昼過ぎの時間帯にこれだけ集まってきているのは、やはり天候が悪化してきているからだと思われます。
大仏殿参道
[写真6]
ここも鹿や観光客はまばらですね。
奈良公園東塔跡園地
[写真7]
大木の下に鹿が沢山集まっています。
ここも昼間にこれだけ集まっていることは、普段はありません。天候が悪化すると、時々見られる光景。
ただいつも思うんですが、この木に雷でも落ちたらこの一帯の鹿は全滅しちゃいますよね・・・(先日外国でそういうニュースがありましたが)。
[写真8]
嵐が迫っているのに割とのんきに見える皆さん(笑)
もちろん嵐が迫っているのを何となく感じ取っているからここに集まっているわけですが。
[写真9]
別の木の根元にもこうして鹿が集まってきています。奥の木はさっきの大木です。
恐らくこの後風雨がもっと強くなれば、さらに奥の森へと避難すると思われます。
大仏池
[写真10]
ここは何故かいつも通りでした(笑)
[写真11]
大仏池はまだそれ程濁ってはおらず、ただ風で水面がちょっと波打っているのが分かりますね。
というわけで、この日はこの時点でだいぶ風が強くなってきたので帰宅しました。
簡単にまとめると、台風がやってくる直前、風雨が強くなりつつある頃になると、鹿たちは普段過ごしている広場や、観光客が鹿せんべいをくれるような所から、雨風をしのげる近場の森や林へと移動します。この時点である程度のグループを形成し、身を寄せ合うようにするケースが多いようです。
この後は推測ですが、更に天候が悪化した場合には、森などのもっと奥へと避難すると思われます。
奈良公園界隈の場合はひょっとしたら何らかの建物の陰に身をひそめる場合もあるかもしれませんね。
というわけで、今回はここまで。次回は昨日撮影した、台風が去った直後に撮影した写真を載せる予定です。
ちなみに雨の日の鹿の過去記事はここらへん↓↓↓で。
- 雨の日の奈良公園の鹿 vol.1 雨の日も(ほぼ)日常
- http://naraphoto.blog.jp/archives/1007488269.html
- 雨の日の奈良公園の鹿 vol.2 土砂降りは苦手
- http://naraphoto.blog.jp/archives/1007507325.html
- 雨の日の奈良公園の鹿 vol.3 雨宿り
- http://naraphoto.blog.jp/archives/1039219374.html
- 台風接近中の鹿スナップ
- http://naraphoto.blog.jp/archives/2302212.html
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