生まれてまだ数週間の子鹿ちゃん
[写真1]
今回の記事の写真はすべて昨年9月上旬から中旬に撮影したものです。
この子鹿ちゃん、9月の段階でも体が小っちゃくて鹿の子模様もクッキリハッキリしています。
生まれて数か月の子鹿ちゃん
[写真2]
こちらの子鹿ちゃんは先ほどの子鹿ちゃんよりも一回り二回り体が大きく、鹿の子模様もだいぶくすんできました。
奈良公園の鹿たちは、8月半ばぐらいからオス鹿が発情期に入り始め、メス鹿も夏毛が抜け始める個体が増え、秋冬の準備が進んでいきます。
一方子鹿ちゃんは生まれた時期によって微妙に異なります。
ざっくり分けると、夏の暑い時期までに生まれた子は、涼しくなるにつれて冬毛への移行が滞りなく進むのに対して、秋の少し涼しくなったころ以降に生まれた子は、本格的な冬がやってくるまでに冬毛への移行が出来ないケースが多いようですね。
後者のケースをこのブログでは「秋生まれの子鹿ちゃん」と呼んでいます。
大人は冬毛へ移行中
[写真3]
1歳以上になると、9月ぐらいになればこのようにちゃんと冬毛への移行過程に入ります。
子鹿ちゃん3頭
[写真4]
手前の子は体が一番小さくて、まだ夏毛のまま。
そのすぐ向こう側の子は体が一回り大きく、少し毛並みがボサボサになりつつある。
さらに向こう側の子はだいぶ夏毛が抜けて、冬毛への移行が進んでいる。
同じ奈良公園で同じ年に生まれた子鹿ちゃんでも、生まれた時期によってこれだけの差が出てきます(もちろん出生時期とは別に個体差の問題もありますが)。
授乳中の2頭の子鹿ちゃん
[写真5]
左側は恐らく6月ぐらいに生まれて体も大きく冬毛への移行が進みつつある子鹿ちゃん。
右側は8月の終わりぐらいに生まれてまだ体の小さな子鹿ちゃん。
[写真6]
体の大きさの違いはあるものの甘えん坊なのは同じなようで、このように激しい奪い合いをしていました(笑)
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