そろそろ冬毛から夏毛に完全に衣替えを済ませた鹿達が増えてきたので、ここら辺で特集しておこうと思います。
まず、真冬の鹿達はこういう風貌です。
ちょっとくすんだ色で、斑点(鹿の子模様)は殆ど見えず、そして奥の鹿を見ると良く分かるように、顔がふっくらとしています。
それが、3月ぐらいからこの様な鹿が増え始めます。
白くなっているところが毛の抜け始めた部分。
そして接写してみると、こんな風に明るい色の夏毛が生え始めていることが分かります(上の鹿とは別の鹿です)。
さらに進んで、場所によっては夏毛と冬毛が混在している状態に。
こちらも接写してみる。
色が黒くなっている部分がありますが、これは多分地肌でしょう。
この部分にはまだ夏毛は生えていません。
さらにさらに進むと、この様にほぼ夏毛になり、冬毛が薄く残っているという状態に。
そしてこの様に奇麗な夏毛へと変身!
とまあ、以上は生え替わりのひとつの例でして、こういう生え替わり方をする個体もあります。
また、一番手前の鹿とその横にいる鹿を見比べてみると、個体によってこれだけ衣替えの進行するタイミングが違うのだという事が分かるかと思います。
こんな感じで、お尻の方から生えかわる個体も多いみたいですね。
で、一般的には首周りが一番遅いみたいです。
顔は良く分かんないんですが、なんだか知らん間に生えかわってる感じがします(笑)
というわけで、衣替え特集は次回へ続く。
(2016/11/20追記) 鹿の衣替えの1年間のサイクルについては「鹿の衣替え vol.7 1年のサイクル」にまとめたのでご参考に。
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コメント
コメント一覧 (4)
冬毛を 集めたらたくさんタワシができそうな…
夏毛は 色も明るくて 斑点も綺麗で!
鹿達もスッキリして 自分の毛並みにうっとりしてるかも。。。
するんですけど、冬毛と夏毛のどっちを使うんでしょうね。
たぶんそんなに堅いものじゃないから、
タワシは無理だと思いますよ~。
筆もそうだけど、ハケにしてもいい感じになりそう♪
今日職場で、鹿を毛を刈ったらどうなるんだろう?って話をしてました。夏毛って、薄いですよね。
意外と、夏毛もしっかり生えていたりするのかしら?
鹿の毛で作る筆も話題鳴っていましたが、やっぱり抜けた冬の毛でつくるんでしょうね?
毛が部分的に抜けた鹿なら見たことがあるので、
明後日あたりに記事にしてみますね~。
ご期待に添えられるかは分かりませんが。
ちなみに書道用の筆に使われる鹿の毛ですが、
検索してみると冬毛が使われているみたいです。
毛の色(薄い色)からもそんな感じはしますね。