とある日の夕方、若草山の麓にやってくると、一頭の子鹿が座っている傍らにカラスがいるのを見かけました。

つんつん
鹿1

鹿の毛獲ったどーーー!!!
鹿2

こっちからも獲ったどーーー!!!
鹿3

鹿ちゃんは全く意に介さず。

そして別の日

鹿4

こちらは若草山中腹。

カラスが鹿の背中に乗っていました(笑)

つんつん
鹿5

眼を突っついてる…。

次はちょっと引いた絵。

鹿6

なかなかシュールですな。

別の場所でも鹿に乗っかってるカラスがいました。

鹿7

つんつん
鹿8

鹿の毛獲ったどーーー!!!
鹿9

鹿10

暫くカラスの為すがままになっていた鹿ちゃんですが、さすがに鬱陶しくなったのか、はたまた食事に専念したいのか、この後カラスを振り落とすべくバタバタと走り回っていました。

というわけで、良く分からない鹿とカラスの関係ですが、毛を抜いているのは恐らく巣に使うためでしょう。

衣替えの頃だと、カラスにとっては比較的簡単にフカフカの毛が手にはいるし、鹿にとっては要らなくなるものなので、取られても気にならないどころか清々するのかも知れません。

まあ、ここまでは容易に想像がつきますよね。

でも分からないのが(生きた鹿の)眼を突っついていたこと。

以前読んだ本によると、妊娠した母鹿や角の伸びた雄鹿を保護する際に、愛護会の方が麻酔で鹿を眠らせるのですが、麻酔が効いて鹿がへたり込んでしまったタイミングを見計らって、カラスが鹿を突っつきに行ってしまう事があるので、良く見張っていなければならないという趣旨の事を仰ってました。

この、カラスが鹿の背中に乗っかっている絵というのは、以前から度々見かけているのですが、私の見た範囲では、鹿は大抵嫌がるどころかじっとしてされるがままのことが多いです。

カラスが2羽乗っかってる事もありました(笑)

なので、持ちつ持たれつの関係という面もあるのかな~という風にも感じられます。

但し眼を突っつくのは本当に良く分かりません。

カラスが鹿を攻撃しているような、そういった緊迫感は欠片も感じられないから。

そんなこんなで衣替え特集、次回に続く。

≪追記1(2011/06/11)≫

 Twitter にてベルさんから次の情報を頂きました。

愛護会の方に、鹿が老衰などで亡くなった時は、カラスがすぐにやってきて比較的柔らかい眼球を食べたりすると聞きました

 というわけで、カラスこわっ! 

≪追記1ここまで≫

≪※追記2(2011/06/12)≫

 前述のベルさんが、カラスが生きた鹿の目を突っつく件に関して奈良の鹿愛護会の方に質問してくださいました。それによると、

カラスは光り物が好きですし、鹿の目をつついて遊んでいるのではないかとおっしゃっていました

ということだそうです。

本文にも書きましたが、鹿とカラスの間に特に緊張感が感じられなかったことから、合点のいくお話しですね。

にしても、目を突っつかれて怒らない鹿というのもなんというか・・・(笑)

ベルさん、奈良の鹿愛護会の方、ありがとうございました!

≪追記2ここまで≫

(2016/11/20追記) 鹿の衣替えの1年間のサイクルについては「鹿の衣替え vol.7 1年のサイクル」にまとめたのでご参考に。

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