火星、金星とISSの光跡
写真1
[写真1]

10秒×5枚(合計50秒)の比較明合成。平城宮跡第二次大極殿より 2015/02/06 に撮影。

ちょっとピントが甘かったんでしょうか、金星が少し大きく写っちゃいました。

こんなに雲が多い時に ISS(国際宇宙ステーション)の撮影をしたのは初めてだったのですが、これはこれで面白い絵になったかなと思っています。観測地によっては火星と金星の丁度間を通り抜けて見えた所もあったそうですね。

実はこの撮影は前座みたいなものでして、この後に本番のカノープス撮影を予定していました。その結果はまた後日の記事で。

写真2
[写真2]
(画像をクリックで拡大)

いつものように「Stellarium」によるシミュレーションを載せておきます。

ISSの軌道は下から上へと延びているラインですが、それと交差するラインはハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope / HST)の軌道です。

Stellarium によると2~3等ぐらいの明るさになるという事だったので、あわよくば HST の光跡も・・・と思ったんですが、残念ながら写りませんでした。

それもそのはずで、帰宅後によくよく調べてみると、この金星の下あたりを通っている時間帯は4~5等ぐらいの明るさしかなかったようで、これじゃあ薄明の時間帯の明るい空では見つけられないですね。

というわけで、いつか改めて HST も狙ってみようと思います(当分チャンスはなさそうだけれど)。

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