前回の記事(雨の日の奈良公園の鹿 vol.1 雨の日も(ほぼ)日常)では、「小雨から土砂降りの手前ぐらいの降り方」の時に、奈良公園の鹿たちがどういう行動をとるかというお話でした。

今回は、「土砂降り」の場合はどういう行動をとるのかというお話です。

土砂降りの飛火野
写真1
[写真1]

この子鹿ちゃんたちは、雨が降り出す前からここに座ってリラックスしていました。そこへ突然強い雨が降ってきたというのがこの写真を撮影したときの状況です(6月に撮影)。ちなみに雷はまったく鳴っていません。

奥の立って草を食べている鹿と同様、雨が降り出しても暫くの間は特に動じる風でもなく、それまでと同じようにマッタリとしているようでした。

写真2
[写真2]

奥にいた鹿が森の方へと向かって行き(写真の左側に尻尾の白い先っぽが辛うじて写っています・笑)、一方の子鹿ちゃんが立ち上がった。

写真3
[写真3]

雨宿りのため小走りで森へと向かう大人の鹿たちが横切る。

写真4
[写真4]

先に立ち上がった子鹿ちゃんは、先ほどの森へと向かう鹿たちにつられて一緒に森へと向かったため、この子鹿ちゃん1頭に。

写真5
[写真5]

更に別の大人の鹿が雨宿りのために小走りで森へと向かい、それにつられるようにこの子鹿ちゃんも立ち上がり、あとについて行った。

この子鹿ちゃん達に関しては雨がどうというより、周りから仲間がどんどんいなくなり、不安になってついていったという感じにも見えます。

大人の鹿たちは、雨脚が強くなるにつれてどんどん森の方へと向かう個体が増えていきました。彼らは経験的に、今がまずい状況になりつつあるのを感じ取っているのかもしれないですね(私の勝手な推測ですが)。

大木の根元で雨宿り
写真6
[写真6]

さっきの鹿たちが向かった先がここ。飛火野のすぐ横にある森の中です。

ここに写っている以外の大きな木の根元にも沢山の鹿たちが集まっていました。

子鹿ちゃんも雨宿り中
写真7
[写真7]

雨の時にはこうして群れごとに集まってやり過ごす事が多いみたいですね。なので、強い夕立などが上がった直後なんかは、集団で森から出てくるのを目撃することが間々あります。

親子で雨宿り
写真8
[写真8]

浅茅ヶ原から飛火野へと避難してきた鹿たち
写真9
[写真9]

集団で道路を超えて、こちらの方に小走りでやってきました。

写真10
[写真10]

ですが、よく見ると時々立ち止まっては草を食べ、小走りになってはまた立ち止まって草を食べ・・・というのを繰り返しながらこちらにやって来ているようでした。

この土砂降りの中でも衰えない彼らの食欲って・・・(笑)

そしてこの後、先ほどの森の中で雨宿りしているグループと合流しました。

所変わって奈良公園・三社池
写真11
[写真11]

写真10までとは別の日の撮影。

池の水面を見て貰うと分かると思いますが、かなりの強い雨です。この時も突然の夕立で、遠くでは雷の音も聞こえました(結局近くには来ませんでしたが)。

藤棚の下で雨宿り中
写真12
[写真12]

雨宿り中の鹿たちのさらに奥に、こちらに向かって歩いている鹿たちが少し写っていますが、彼らは普段、東大寺南大門の辺りで鹿せんべい争奪戦を繰り広げているグループです。

あまりの強い雨に戦意喪失したのか、この藤棚に雨宿りしにやってきました。

この藤棚、雪の日などにも鹿たちが雨宿りならぬ雪宿りをしていることがあり、彼らにとっては定番の雨(雪)避けスポットなのかもしれないですね。

というわけで、ほとんど普段のペースを崩さなかった小雨の時とは違い、強い雨が降っている場合にはさすがの鹿たちもこのように雨宿りをせざるをえないようです。

また、台風の時などでは、推測ですが(さすがに奈良公園に足を運んで観察するわけにもいかないので)、一般的には今回と同じように、群れごとに集まって森の中で息をひそめ、嵐が過ぎ去るのを待っていると思われます。ひょっとしたらいつもより森の奥の方に行ったりするのかも知れませんね。

以下はおまけです。

土砂降りの中 立ち尽くす鹿ちゃん
写真13
[写真13]

中にはこういう子もいます。失恋でもしたんだろうか・・・(笑)

ま、暫くしたら先ほどの藤棚の下へ雨宿りしに行きましたが。

ブルブル前
写真14
[写真14]

ブルブル中
写真15
[写真15]

ブルブル後
写真16
[写真16]

こうやって時々水けを飛ばすわけですが、見た目にはブルブル前後の違いが全く分かりません(笑)

それから冬毛の時とは違って、夏毛の時は雨にぬれても顔の雰囲気はあまり変わらないみたいですね。

※この記事は適宜アップデートします。

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